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Japanische Klassiker mit Furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(三)

佐々木 味津三

Lesen Sie 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 241.558 Zeichen · 480 Bildschirme

Aozora Bunko

「やられていたか」

「いた段じゃねえ、ほこらの前にね、はかまをはいて大小さしたわけえ侍が、同じようにのど笛をえぐられてのけぞっていたんですよ」

「わら人形も見つけてきたか」

「そいつをのがしてなるもんですかい。一の子分が親分から伝授をうけたお手の内は、ざっとこんなものなんだ。ね、ほら、これですよ、これですよ、ほこらのうしろの大かえでに打ち込んであったんですがね。なにもかも眼のとおり、だんなのおっしゃった如の字がちゃんと書いてあるんですよ」

「ほほうな、巳年の男、二十一歳という文字もちゃんと書いてあるな。どうやらこの様子だと」

「え……?」

「どうやらこの様子だと大捕物になりそうだといってるんだよ。どこの藩士がどういう男をのろっているか知らねえが、手を替え人を替えて幾晩ものろいつづけているところを見ると、丑の時参りの一味徒党もおろそかな人数じゃあるめえし、そいつらののど笛をねらっているやつも並みたいていのくせ者じゃねえよ。あば敬の様子はどんなだったか探っちゃこねえかい」

「それですよ、それですよ。そいつがどうも事重大なんだ。ゆうべ山下でも出会ったとおり、ああしてつじ番所の小役人まで狩り出して、江戸じゅう残らずへ大網を張ったはいいが、獲物はこそどろが三匹と、つつもたせの流れがひと組みと、ろくなやつあかからねえんでね。