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Japanische Klassiker mit Furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(三)

佐々木 味津三

Lesen Sie 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 241.558 Zeichen · 480 Bildschirme

Aozora Bunko

やっぱり、あの、かあやんが祭ったのでござります」

「ほほう、そうか。子ども心にも何かよくないことと思うて、今までかあやんのこともなにもいわずにいたんだな。悪いことを隠すのはよくないことだが、親のふためになることをいわずにいたなあ、なかなか賢いや。おそらく、出かけていくまえにこれを祭ったんだろうな」

「あい。あの、まえの晩おそくに、どこかからこれを持ってきて祭っておいてから、青い顔して出ていかんした。でも、あの……、でも……」

いいつつ、その目が名人に発見されるのを恐れでもするかのように、しきりと米びつの上にそそがれながら怪しく動いたので、なんじょうのがすべき! 不審に思って静かにふたをとってみると、ある! ある! 米びつの中には八分めほども、もっこりと実が詰まっているのでした。しかし、米ではない。ぬかなのです。米のぬかなのです。

「ほほう。これを焼いて、おまんま代わりに食べていたんだな」

「…………」

「え? ねえや! そうだろう。このぬかを、だんごに丸めて焼いて食べていたのだろうな」

「あい……なんにも食べるものがないので、あの……あの……」

「よいよい。泣くな、泣くな。