Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Lesen Sie 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 241.558 Zeichen · 480 Bildschirme
だのに、その二三春がいまや容易ならんことにも人手にかかっているのです。――当然のごとくに、三つの疑惑がわき上がりました。
幽霊水のほんとうの下手人はほかにあるのではないかという疑いがその一つ。
その者が罪を二三春に着せるために、かんざしを盗み取って、びょうぶの裏に刺してきたのではないかという疑いがその二つ。
それがあばかれそうになったので、罪をおおいかくさんために二三春を殺したのではないかという疑惑がその三つ。
「ちとこれはふた知恵三知恵、大出しにしなくちゃなるまいかな」
つぶやきながら、しきりとあごをなでなで、しきりとあたりを見調べていたかと思われましたが、せつな!
「なんでえ! なんでえ! おどすにもほどがあらあ。ウッフフ、アッハハ。だから、べっぴんというやつあ、魔がさしていけねえんだ。のう、伝あにい!」
とつぜん、名人が何を発見したか、爆発するように笑いだしたので、肝をつぶしたのは伝あにいです。
「びっくりするじゃありませんか。ど、ど、どうしたんです。また何か怨霊でもが出ましたかい」
「出たとも、出たとも。すんでのところ、むっつりの右門も大恥かくところだったよ。