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Japanische Klassiker mit Furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(三)

佐々木 味津三

Lesen Sie 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 241.558 Zeichen · 480 Bildschirme

Aozora Bunko

もなく飾りつづけてきたところ、そうするのが毎年の吉例になっていたので、けさほど古島家から親子を招き、娘ともども白酒祝いをやったのち、何心なく男雛を手にとってよくよく調べてみると、いつのまににせものとすり替えられたか、たいせつなその思い雛恋の預かり雛が、現在ここに飾ってあるような偽物偽作とすり替えられていたというのです。

「それゆえ――」

ご後室は悲しげに目をうるませると、悲しげに声をおとしながら訴えるのでした。

「こちらでは夢にも知らないことでおじゃりますのに、古島様親子はこのように申されて、ことのほかご立腹あそばされたのでおじゃります。知ってしたことならなおのこと、たとえ盗難にかかってのことであろうと、女夫の約束代わりに預けたたいせつな片雛が、こんなまがいものとすり替えられているは、とりもなおさず生きた夫をすり替えたも同然じゃ。盗難悪意いずれであろうと了見ならぬゆえ、あらためてしかとの返答さっしゃいと、たいへんなお腹だちでな、うちの春菜にかぎっては、人さまもおほめくださるほど身堅い娘でござりますのに、やれ隠し男ができたであろうの、目を盗んだみだらな色狂いしているためにこのような細工したであろうのと、口ぎたないはずかしめまでもおっしゃって帰りましたゆえ、すぐにもほんものの預かり雛を捜し出し、娘のぬれぎぬが晴れる