Japanische Klassiker mit Furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Lesen Sie 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 241.558 Zeichen · 480 Bildschirme
「な、な、何がどうしたというんですかよ。せっかくねらいをつけただいじなかもを、あの場になってのがすたアどうしたというんです! え! ちょっと? ご返答しだいによっちゃ覚悟があるんだからね。何がいったいどうしたというんですかよ!」
「ウフフフ。とんだ大われえさ」
こらえきれないもののごとくうそうそ笑うと、吐き出すようにいいました。
「いったっておまえは承知しめえ。じかに当たってみるほうが早わかりするだろうから、女を洗ってきてみなよ」
「くやしいね! そんなにそでにするなら、ようがすよ。あとであやまりなさんな!」
ぶりぶりしながら、裏手のあの小舟目ざして姿を消したかと思われたが、ほどなく帰ってくると、いばっていったその伝六が、いかにもきまり悪げに頭をかいているのです。――見迎えながら名人が大きく笑って、ずばりと浴びせました。
「どうだい、あにい。りこうになったろう。きょうだいでござりますといわなかったかい」
「ね……!」
「ねだけじゃわからないよ。いったか、いわなかったか、どっちなんだよ」
「いったんですよ。姉と弟じゃねえ、弟と姉でござりますとね」
「同じじゃねえか。