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Japanische Klassiker mit Furigana

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よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

Lesen Sie 吉田松陰 (よしだしょういん) von 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.622 Zeichen · 269 Bildschirme

Aozora Bunko

の国家社会制を実践したるもの一にして足らず。固より暴君汚吏民を悩まし人を漁したるものも尠からざりしといえども、概して論ずれば徳川時代の封建政治は、我が国民に取りては、開闢以来無上の善政たることは、吾人が敢て断言する処。武士の末流、浮浪、その他少数の智勇弁力の徒が、日に徳川の天下を顛覆せんとその釁を覗う時に際して、国民の多数は、酔生夢死、封建政治に謳歌したるもまた宜べならずや。

人あるいは徳川幕府の顛倒を以て煩取苛求、万民疾苦に堪えざるが故に、始めて尊王論を籍りて、その反抗の端を発きたるものとなし、あたかも維新革命を以て仏国革命と同一視し、強いて影像的暴政を描くものありといえども、これその眼孔未だ社会の表裏に徹せざるものというべし。

然りといえども天明年間における田沼意次の執政に際しては、幕綱紐を解き、官紀紊れ、濁政民を悩ます。加うるに浅間岳の大噴火、諸国大風雨、大飢饉を以てし、庶民生を聊んぜず。将にこれ大飢饉さえも、尊王倒幕の別働隊たらんとす。「イザ叡山に紙旗押し立てん、千人の義兵あらば、竪子を倒すは眼前に在り」と高山彦九を踴躍せしめたりしは、実にこの時にありとす。