Japanische Klassiker mit Furigana
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
Lesen Sie 和人は舟を食う (あいこくしんわたしはこうおもう) von 知里 真志保 (ちりましほ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 70.567 Zeichen · 144 Bildschirme
マイタケのことを樺太では“イソ・カルシ”(iso-karus)と云い、北海道では“ユク・カルシ”(yuk-karus)と云い、いずれも“熊きのこ”の意味でありますが、樺太の白浦では、この“きのこ”の生いかけを見たら、棒切れでその廻りの地面に大きな輪を描いたと云います。それほど大きくなれといったような意味でありましょう。秋になってこの“きのこ”を取る時は、必ず、まず槍を構えて、掛声もろとも突き出すまねをしてから取ったと言います。あいにく槍を持ちあわさぬ時は、手頃の木を切って槍のようなものを作り、それで突くまねをしてから取ったと云います。つまり熊を取る時と同じような気持ちだったと見られるのであります。北見の美幌では、この“きのこ”を見つけると、熊を取った時のように、男は「フォー、フォー」と高らかにときの声をあげながらその廻りを踏舞し、女は「オノンノ、オノンノ」と歌いながら踊ったということであります。釧路の塘路では、この“きのこ”を見つけると、男なら陣羽織、女なら楡皮製の厚司の着物を着て、そのまわりを踊り、それを脱いで、「取っかえよう、取っかえよう」と言って、おじぎしながら取ったと言います。