Japanische Klassiker mit Furigana
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
Lesen Sie 和人は舟を食う (あいこくしんわたしはこうおもう) von 知里 真志保 (ちりましほ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 70.567 Zeichen · 144 Bildschirme
私の幼少時代とおばと母の間にかわされる手紙やはがきはすべてローマ字であった。部落の日本人たちはそれを英語の手紙と呼んで尊敬していたようである。後年おばがユーカラをローマ字で筆録する場合も、おそらくローマ字で物を書くということはなんの苦にもならなかったであろう。
第三に、おばは少女時代に不慮のケガで両足を折ってしまい、それ以来生まれもつかぬいざりになってしまった。このことはおばをして結婚をあきらめさせ、一生をキリスト伝道者として送ろうと決心させ、ひいては後年ユーカラの筆録に余生をささげるようなめぐりあわせに導いた動機となった。おば個人にとって痛ましい出来事だったが、アイヌ研究にとっては皮肉にもそれが幸いになったのである。
おばの布教は平取、近文と大正11年まで続いたが、どこの布教地でも、部落の小路をまわって部落全体の生活にとけこみ、そこで神の教えを説くということは肉体上の欠陥から不可能であった。それでいつも部落の中にある小さな教会に引きこもって、日曜には日曜学校を開き、女子供に説教するのがせいいっぱいであった。しかし、ふだんの日でも、夕方になれば部落の人々がよく遊びに来た。