Japanische Klassiker mit Furigana
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
Lesen Sie 和人は舟を食う (あいこくしんわたしはこうおもう) von 知里 真志保 (ちりましほ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 70.567 Zeichen · 144 Bildschirme
アイヌは木で造った橇のようなものを紐で天井からつり下げて、それに赤児を仰向けに寝せて揺り動かすのであります。それを揺り動かしながら、
ねんねのお舟が降りたぞ降りたぞホーチ※(半濁点付き小書き片仮名フ、1-6-88)、ホーチ※(半濁点付き小書き片仮名フ、1-6-88)
などと唄うのでありますが、このホーチ※(半濁点付き小書き片仮名フ、1-6-88)、ホーチ※(半濁点付き小書き片仮名フ、1-6-88)という掛け声は実はすなわち「それ漕げ、やれ漕げ」の意味でありまして、もともとアイヌの舟唄のはやしだったのであります。アイヌの子供の遊戯にホーチポというのがあります。屋内で子供が向かい合って坐り、互に足をのばして足の裏を合わせ、両手を引っぱり合いながら、
ホーチポ ホーチポ たかまの根もと
キリリツ、キリリツと唄いながら、体を前後に倒したり起こしたりする。それはもともと舟をこぐ時の所作が子供世界に遊戯化して残ったのであります。そのホーチポ、ホーチポという掛け声がやはり「それ漕げ、やれ漕げ」という意味の舟唄のはやしだったのであります。すなわちアイヌのゆりかご、アイヌ語でシンタと称するこのゆりかごは、アイヌの観念においては舟であったことがわかるのであります。