Japanische Klassiker mit Furigana
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ちきゅうはっきょうじけん
地球発狂事件
海野 十三
Lesen Sie 地球発狂事件 (ちきゅうはっきょうじけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 86.306 Zeichen · 173 Bildschirme
通信社においても同様にすごい収入増加があった。
だが、記者たちは、いずれも困憊し、そしていずれも苦が蟲を噛みつぶしたような顔をしていた。
「一体これからどうなるんだ、われわれ人間さまは……」
「ビフテキ――いや人間テキにされちまって彼等にぱくつかれらあな」
「君なんかは肥っていて肉が軟かで、人間テキにはおあつらえ向きだってね」
「何をいうか、僕はテキになるまでこんなところにまごまごしてやしない」
「ふうん。自殺するってわけか」
「うんにゃ、自殺は嫌いだ」
「じゃあ、どうするんだ」
「ふふふ、こいつはあまり誰にも聞かせたくないビッグ・アイデアだがね、外ならぬお仲間たちだから喋るが、実はアルプスの山の中へ立籠るんだ。氷に穴をあけてね。そこにいれば大丈夫だよ」
「なぜ」
「なぜって、例の怪物は今海底にいるところから考えると、あれは魚類の親類なんだ。魚類の親類なら氷の山の上までは昇ってこられないよ。もし来たら冷凍されちまうからね」
「なんだ、ばかばかしい。それにアルプスの中はいいが、末には食糧に困るぞ」
「うん、そのときは夜な夜な下山して、あの怪物狩をして、あべこべに彼等の肉でフィッシュ・フライを作って喰べる」