Japanische Klassiker mit Furigana
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ちきゅうはっきょうじけん
地球発狂事件
海野 十三
Lesen Sie 地球発狂事件 (ちきゅうはっきょうじけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 86.306 Zeichen · 173 Bildschirme
変装の友
「すると怪人集団が、あの籠を見つけて壊しにかかっているんだろうか」
「そうらしい」
といっているとき、幕面がぱっと白くなって映像が消えてしまった。
「あっ、やられた」
「えっ」
「今まで像を送ってくれていた送影機がやられちまったんだ。ああ、それで分った。さっきもこんなことがあったね。あの前の送影機もやられちまったんだ」
「すると、怪人集団がどんどん送影機を壊しているというわけか」
「そうなんだ。それに違いない、早くも彼等は悟ったんだね。テレビジョンで見張られていては都合が悪いというんで、どんどん壊しにかかっているんだ。ああ、折角の名案も効なしか」
変装の友
ドレゴは落ちつかぬ心を抱いて、グロリア号から埠頭へ戻った。
小蒸気船からあがるとき、彼はポケットに手を入れて金をつかみ出した。と、金に変って、彼の持ち物ではない小さいナイフが一挺入っていた。どうしたわけだろうと訝りながら、そのときは深く気にも留めず、船長に料金を払った。
海岸通は明るく灯がついて、いつものように客で賑っていた。
彼はすっかり精神的に疲労を感じていたので、早く一杯やりたかった。そこで、あまり馴染ではないが手近いところで酒場ペチカの扉を押して入った。