Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠6 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 185.112 Zeichen · 362 Bildschirme
それにつけても女というものは、罪の深いものでございますな、女一人ゆえに、どのくらい多くの人に間違いが出来るか知れたものではございません。でございますからお釈迦様も、女は怖ろしいものじゃと仰せられました、また女は救われないものじゃと仰せられました」
こう言って、ようやく起き上って来ました。転んでもただは起きないで、喋りながら起きて来ました。序に、地に落ちて消えた提灯を手さぐりにして拾って起き上りました。
「おやおや、それにしても、あんまり静かでございますね、お怪我をなすった方もずいぶんおありなさるはずなのに、この近所には、どなたもおいでになりません、皆さん歩いてお帰りになったのですか、たった今、あれほどの騒ぎがありましたところにしては、あんまり静か過ぎますようでございます。まさか、夢ではございますまいね、夢であろうはずはございませぬ。それならば、もしや、あの、狐につままれたと申すものではございますまいか。おお、それそれ、わたくしにはお連れがありました、わたくしはそのことを忘れておりました、お連れの先生は、どうなさいましたでしょう、あの先生のことだから、お怪我をなさるようなことはございますまいが、わたくしのことを御心配になっておいでになるかも知れません、大きな声でお呼び申してみましょうかしら。