Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠6

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠6 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 185.112 Zeichen · 362 Bildschirme

Aozora Bunko

わたくしと、もう一人の茂太郎というのが居候をしているのでございますが、まあ命の親と言ってもよろしいのでございます。始終、お酒を飲んで冗談ばかり言っておいでになりますけれども、お医者の方はたしかにお上手でございます、癒るものは癒る、癒らないものは癒らないと、ハッキリおっしゃるのが何よりの証拠でございます。人間業で癒るものと、神仏の御力でなければ、どうにもならないものとの区別を先生は、あれでちゃんと心得ておいでになるところがエライものと、わたくしは感心を致しておりますのでございます。本当のことを申しますと、人間というものは、決して病気で命を落すものでございません、みんな寿命でございます、前世の宿業というものでございます。それでございますから世間に、お医者さんを信用し過ぎるものは、まるきりお医者さんを信用しないものと同じことに、間違っているのでございます。また、うちの先生は薬礼を十八文ずつときめてお置きになります、これが、ケチのようですけれども、できないことでございます。もともとお医者さんという商売は、そんなにお金の出来る商売ではございません、お医者さんで、一代のうちに百万円ものお金をこしらえたりすると、その子供に良いのが出来ません、お医者さんや坊主というものは、人の命を扱うものでございますから、できるだけ綺麗