Japanische Klassiker mit Furigana
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じょちゅうくん
女中訓
羽仁 もと子
Lesen Sie 女中訓 (じょちゅうくん) von 羽仁 もと子 (はにもとこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.701 Zeichen · 52 Bildschirme
目と頭を忘れてはいないか
きのうのみそ汁はお豆腐で、けさは葱だというだけのちがいはあっても、大体は毎日おなじことをくり返すようなものだから、ここの掃除はこう、あの仕事はどうというように、こちらの指図の届かない一つ一つの仕事にも、自分でよく考えて手順をさだめ、日々それによって、洗たくでも掃除でも、手をかけたくらいなら、するところまでするという、しっかりした気をもって、短い時間に落ちなく立派にやりあげてくれるなら、ただにこちらが助かるばかりでなく、またみなさんの自修時間がふえるばかりでなく、めいめいがいつとなく、もっと賢い女、もっと頼み甲斐のある、しっかりした女になれると思います。
いつもいつもいう通り、賢い人とぼんやりした人とのちがいは、ただものごとに注意して、仕事に十分身を入れてするのと、なにごともいきつき放題にしているのとのちがいだけなのです。どんなことでも気をつけていると、それからそれといろいろのことを覚え、いきつき放題にしているとただ手を動かすだけで、人形の運動とおなじこと、なにも心にとまらないものです。
目と頭を忘れてはいないか
私たちのようにすわって仕事をしているものは、とかく手足が思うように動かなくなるものです。