Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいげんだん
妖怪玄談
井上 円了
Lesen Sie 妖怪玄談 (ようかいげんだん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 29.869 Zeichen · 59 Bildschirme
第三一節
すなわち、思想作用を覚せざることあり、感覚作用を覚せざることあり、運動作用を覚せざることあり。例えば、夢中に工夫思慮して自ら識覚せざるがごときは、その第一種に属し、火事場に傷害を受けて自らその苦痛を覚せざるがごときは、その第二種に属し、歩行するの際、自らその歩行するを覚せざるは、その第三種に属す。しかしてまた、思想作用のその結果を筋肉の運動の上に生じて、自らその運動を識覚せざるもの、これをここに不覚筋動という。不覚筋動とは、筋肉の間に動作を現じて自らその動作を識覚せざるを義として、これをコックリ作用の主原因とするなり。例えば、人すでにその心にコックリの回転すべきを知るをもって、その自ら思うところのもの、知らず識らず筋肉の上に発現してその動作を営むをいう。他語もってこれをいえば、人おのおの自ら識覚せずして、自然にその手の運動をコックリの上に与うるによる。しかして、その運動を生ずる内因は予期意向なり。予期意向とは、あらかじめかくあるべしと自ら期して、その一方に意を注ぐをいう。これ、いわゆるさきの意向によりて生ずる不覚なり。
第三一節
余がさきに略図をあげて示すごとく、神経には求心性、遠心性の二種ありて、外部に起こる刺激を大脳に伝えて感覚を生ずるは求心性の作用により、大脳の命令を外部に伝えて運動を示すは遠心性の