Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいげんだん
妖怪玄談
井上 円了
Lesen Sie 妖怪玄談 (ようかいげんだん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 29.869 Zeichen · 59 Bildschirme
第四〇節
これ、知力に富みたる者および虚心平気の者には、コックリの回転を見ることなきゆえんなり。婦人にても、これによくその回転すべき理なきを説き明かし、その場に臨んで目を閉じて、つとめてその心を虚静に保たしむるときは、たいてい回転せざるものなり。しかれども、前来数回経験してその回転を見たるものは、自然に前時の思想に支配せらるるをもって、その心を虚静に保つことはなはだ難しとす。ゆえに、もし婦人をして不覚筋動を生ぜざらしめんと欲せば、いまだ一回も経験せざるものにおいてすべし。
第四〇節
また、上田某氏の報知によるに、老人たちにて試むるよりは、少年輩にて試むる方、効験ありという。これまた、その理あり。少年輩は心身ともに強壮なるをもって、予期意向と不覚筋動を生じやすきものなり。老人はこれに反して、意力、知覚ともに衰えたるをもって、その心をある一方に集合するの力はなはだ弱し。かつ、年齢の長じたるものは実際の経験に富むをもって、前後の事情を酌量して猶予思考するの傾向あり。これに従って不覚筋動を生ずること難きなり。
世に棒寄せと称する怪術あり。その法、人をして両手に五尺ばかりの棒をとり、その中央を握り、これを垂れて、その自然の勢いに任ずるときは、棒の前端互いに相寄りて、ついに相合するに至る。