Japanische Klassiker mit Furigana
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ジェンナーでん
少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか
小酒井 不木
Lesen Sie 少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか (ジェンナーでん) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.799 Zeichen · 27 Bildschirme
四
そうして、おりあるごとに、ジェンナーに向かって、
「まよわないでやってみたまえ、辛抱して疎漏のないように」と、例の激励の言葉をくりかえしました。
かくて三ヵ年、ジェンナーはハンターの薫陶を受け、いよいよ郷里へ帰って開業することになりましたが、わかれるときにも、ハンター先生は、例の激励の言葉をあたえました。
四
さてジェンナーは郷里へ帰るなり、すぐに材料を集めにかかろうとしましたが、いざ開業してみると、ロンドン帰りのお医者様だというので、患者が門前に殺到し、寸暇もない有様となってしまいました。かれは患者に対して、非常に親切でして、重病患者などは、その家に寝とまりして診療に従事するという風でしたから、またたくまに四、五年の月日を送ってしまいました。けれども、そのせわしいあいだにも、種痘のことは決してわすれず、また博物学の研究をもおこたりませんでした。かの、ほととぎすが、他の鳥の巣に卵を生んで、その鳥にひなを育てさせるということを観察して、学界に報告したのは、ロンドンから帰ってまもないことでした。それほど、ジェンナーは自然を観察する非凡な力をもっていました。