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Japanische Klassiker mit Furigana

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こうげいのみち

工芸の道

柳 宗悦

Lesen Sie 工芸の道 (こうげいのみち) von 柳 宗悦 (やなぎむねよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.103 Zeichen · 336 Bildschirme

Aozora Bunko

かくして協団を離れる作者は、これらの事情のもとに、一層美から遠ざかる境遇に自らを見出すであろう。

私たちには自己を否定して進む道はない。だがこのことは自己の肯定に執せよという意味にはならぬ。自我の否定と自我の執着と、何の上下があろうか。共に相対の域に沈む。私たちは進んで我執を脱する域へと達せねばならぬ。さもなくば永劫の美が手に握られる時はないであろう。否我は愚かである。有我は賢である。だが没我にして始めて聖である。第一は沈止、第二は動律、第三は静寂。第一は無、第二は有、第三は一切有を含む無。民藝たる古作品は第三を語り、個人的作は第二に止まり、そうして現代の俗作は第一に沈む。

個性を活かそうとする者は、自性に執してはならぬ。自己を越え得る場合にのみ、自己は真に活きるであろう。そうして自己に立つ時自己に病み、自己に終る時自己に死すであろう。作家は自己の小を自然の大に解かさねばならぬ。その時、自然の大に自己の小が充たされるであろう。よき工匠は自然の意志に活きる。聖書に云う、

「吾れはエホバの言葉を越えて、善きも悪しきも云うことを得ず」

「しかれど我ら己に由て自ら何事をも思い得るに非ず、我らの思い得るは神に因れり」