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Japanische Klassiker mit Furigana

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こうげいのみち

工芸の道

柳 宗悦

Lesen Sie 工芸の道 (こうげいのみち) von 柳 宗悦 (やなぎむねよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.103 Zeichen · 336 Bildschirme

Aozora Bunko

民藝の美的価値を彼らほど鋭く見た者はない。彼らは「下手物」以外のものを茶器に選んでおらぬ。あの「大名物」は皆数銭もしない日常品たる「下手物」である。茶室といえども民家の美が規範である。彼らは「民」の世界に最高な美の姿を見た。渋さの美、玄の美を見た。この玄境に遊んで静慮三昧に入った。茶道は美の宗教である。彼らは清貧の美を味わっていたのである。鑑賞もここまで進めば生活である。

問 茶道をさらに発展さす余地はないか。

答 無限にあると私は勇んで答える。茶道には因って来る美の理法が潜む。しかし理法は活ける精神であって死せる形骸ではない。その理法をただ、形式化する時、理法の真意は死んでくる。優れた茶人たちの偉大さは、その理法の自由無碍な運用であった。そこに茶道の生命があるなら、無限の発展が吾々の前に許されているのである。創造的直観の前に美の局限はない。私たちは今や初代の茶人たちが見るを得なかった無数の美しい「下手物」を有する。私たちは随所に新しい茶器をその中から選ぶことができる。しかも茶道を新しい生活様式に順応させてよい。何も茶室の形式や茶器の寸法を在来の型に凝固せしめる必要はない。