Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しきぶこうじ

式部小路

泉 鏡花

Lesen Sie 式部小路 (しきぶこうじ) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 74.847 Zeichen · 149 Bildschirme

Aozora Bunko

一念か、こなごなに、それはもう、霜柱のように砕けましたッてね、額を斜ッかけに打切って、血がたらたら出たそうです。それを痛そうな顔もしないで、

※(始め二重括弧、1-2-54)モシ、水天宮の方角は、※(終わり二重括弧、1-2-55)ッて……)

私は皆まで聞かないで、引被ってしまったが、成程愛公だ。竹永さん、」

「馬鹿め。」

「いや、」

「野郎、しようのない瓦落多だが可哀相に、可愛い奴だ。先生、憎くはない。」

丹平ここでまた椅子を寄せ、

「先生、いかがです、呼ぼうじゃありませんか、ちょいとな。」

「どうして顔が見られるもんか。いじらしくッて、」

「しかし………」

遠山は頭を掉った。時にその眉秀でて鼻筋通り、口を一文字に結んだ、凜たる記者の風采は、直ちに老探訪をして伏従せしめ得たのであった。

「成程々々、成程。いや、こりゃ私、ちと了簡が若うがした。」

「今日はなお酷い、夜があけるともう、

(熱いなあ、熱いなあ、)

で、鰹――生鰹も、鰯こも、私の耳にゃ入らんのだ。もっとも、昨夜は耳について、私も寐られないから、初中うとうとしていたので、とても気の毒で聞くに堪えんから、早くここを引上げようと思っていた処へ、貴老が見えて、こう柳屋のと知れては、何とも口へ出していう言はない。