Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
まぶしいサーチライトにてらされたら、それだけで、気がついて逃げだすはずなのにへいきで、こちらへおりてくるではありませんか。宇宙怪人は、最後の突撃をこころみるのでしょうか。おおぜいの人々を、ものともせず、あくまで虎井博士を、さらっていくつもりで、おそろしい決心をしておりてきたのでしょうか。
そのとき、小林少年が、ふと虎井博士の顔を見あげますと、博士のひたいには、あせの玉が、いっぱいにふきだしていました。さすがの博士も、おそろしさにたえぬもののように、まっさおになって、ガタガタ身をふるわせているのでした。
怪人は白い光の中を、みるみる大きくなって、アッとおもうまに、窓のすぐまえの庭に、着陸しました。いよいよ、れいのスポイトのようなピストルで、殺人ガスを発射するのではないかと、人々は、おもわず、窓から身をひきました。
ところが、怪人は、庭に立ったまま、みょうなことをはじめたのです。よく見ると、かれのせなかに、なんだか大きなキカイのようなものがついています。怪人は肩から胸にまきついている、ふとい皮おびをはずして、そのキカイのようなものを、地面におきました。