Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
Lesen Sie 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.820 Zeichen · 235 Bildschirme
二つの部屋
早さでは、ポーストと私とほとんど同時ぐらい、ルブランはそれよりおくれている。
二つの部屋
Aという男がBに誘われて、夜中、ビルディングの一階にあるBの事務所へやってくる。そこで二人は酒を呑んで話していたが、BはAの油断を見すまして、突然襲いかかり猿ぐつわをはめ、手足を長椅子にしばりつける。そして、カチカチと時計の音のしている黒い箱を持ち出し、これは時限爆弾で、何時何分には爆発する。君はそれまでの命だといい、その箱を長椅子の下に入れて立ち去る。Aは非常な恐怖にうたれて、もがいているが、まもなく意識不明になってしまう。それは、さっきの酒の中に強い催眠剤がいれてあったためだ。
どれほど眠ったのか、ふと目をさますと、やっぱり元の部屋に縛られたままである。とっさに思いだすのは時限爆弾のこと。長椅子の下からカチカチという時計の音がきこえてくる。壁にかけた時計を見ると、爆発寸前、あと二分しかない。また、もがきにもがいているうちに、どうしたことか、縄がとけてくる。あわてふためいて縄をかなぐり捨てたが、あともう三十秒だ。パッと部屋を飛び出して廊下に出る。向うに屋外へのドアがある。