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Japanische Klassiker mit Furigana

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うんめい

日本の文学 3 五重塔・運命

幸田 露伴

Lesen Sie 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 100.648 Zeichen · 198 Bildschirme

Aozora Bunko

下 若木三寸で螻蟻に害う

途端道傍の石地蔵を見て奈良よ/\誤ったりと一町たらずあるく向より来る夫婦連の、何事か面白相に語らい行くに我もお辰と会話仕度なって心なく一間許り戻りしを、愚なりと悟って半町歩めば我しらず迷に三間もどり、十足あるけば四足戻りて、果は片足進みて片足戻る程のおかしさ、自分ながら訳も分らず、名物栗の強飯売家の牀几に腰打掛てまず/\と案じ始めけるが、箒木は山の中にも胸の中にも、有無分明に定まらず、此処言文一致家に頼みたし。

下 若木三寸で螻蟻に害う

世の中に病ちょう者なかりせば男心のやさしかるまじ。髭先のはねあがりたる当世才子、高慢の鼻をつまみ眼鏡ゆゝしく、父母干渉の弊害を説まくりて御異見の口に封蝋付玉いしを一日粗造のブランディに腸加答児起して閉口頓首の折柄、昔風の思い付、気に入らぬか知らぬが片栗湯こしらえた、食て見る気はないかと厚き介抱有難く、へこたれたる腹にお母の愛情を呑で知り、是より三十銭の安西洋料理食う時もケーク丈はポッケットに入れて土産となす様になる者ぞ、ゆめ/\美妙なる天の配剤に不足云うべからずと或人仰せられしは尤なりけり。珠運馬籠に寒あたりして熱となり旅路の心細く二日計り苦む所へ吉兵衛とお辰尋ね来り様々の骨折り、病のよき汐を見計らいて駕籠安泰に亀屋へ引取り、夜の間も寐ずに美人の看病、藪医者