Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きゅうぶんにほんばし

旧聞日本橋

長谷川 時雨

Lesen Sie 旧聞日本橋 (きゅうぶんにほんばし) von 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 158.045 Zeichen · 322 Bildschirme

Aozora Bunko

みんなで石っころを投りこんで逃出すんだ、そりゃね、時には、外でいじめたこともあるさ。だけれど、その時敗けて泣いた奴の方があんなに偉くなって、わしゃチンコッきりだ。わしゃかなしい。」

悲しそうにわざといって唄のように唄った。

そこでアンポンタンは、武家は精けた白米をもらうのでないという事を知った。どんな風にして、お米を精けるのかきくと、薬研で薬を刻むようにするのだといった。本町辺は薬種問屋の多いところなので、あたしは安座をかいて、薬草を刻んでいるのを見て知っていたからよくわかった。祖母の持薬を買いにゆくと、種々な薬を集めて、薬研でくだいて袋に入れてくれた事も見ている。徳久利でどうして舂くのかといったら、薬研では玄米が破けてしまうから、貧乏徳久利で舂くのだといった。

「藤木さんもお米をついたの?」

「私の家は禄高だけ売ってお金にして、入用だけ白いお米で届けてもらったから――ていうと人聞きがいいが、来年の分も、さらい年の分も、金にし貸りてしまうので、よこす米がないってわけさ。浅草のお蔵前に、幕府の米蔵をあずかっている商人があってね、旗本の咽喉を押えつけたのさ。