Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
きゅうぶんにほんばし
旧聞日本橋
長谷川 時雨
Lesen Sie 旧聞日本橋 (きゅうぶんにほんばし) von 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 158.045 Zeichen · 322 Bildschirme
ともかく、二人の先触れ小僧が、小川湯へつくと、他に浴客があろうがなかろうが、衣類の脱ぎ場をパッパッと掃きはじめ、蓙を敷く、よきところへ着物を脱ぐ入れものをおく。それから尻っぱしょりになって、流し場へ、お湯を酌んだ桶を積みあげ、ほどよく配置して、中央へその一党の場席を大きく陣取って待ちかまえるのだ。馴らされた小者は、他への気兼や、きまりのわるさなど、忘れてしまっているほど、おおかめさんが怖いのだ。口の中へ一ぱいに大福餅を押込まれたり、あの肥った体で踏んまたがれて、青坊主に剃りたてられるのが愁いのだった。
そうだっけ、小僧の一人、亀吉は剥身売りだったのだ。父親のない、深川ッ子の剥身売りが、おおかめさんの台所の障子口から顔を突ッこんで、買っとくれようといったのが縁で、この連中が面白がって小僧にしたのだから、気に入らないと、剥身を売っていたときの、着物きせて、大門通りを歩かせるぞと言われるのが、よっぽど恥かしかったものと見える。
も一人の平三は、車力の親方の子で『菅原伝授手習鑑』の寺子屋、武部源造の弟子ならば、こいつうろんと引っとらえと、玄蕃が眼を剥きそうな、ひよわげで、泥亀に似た顔をしている。