Japanische Klassiker mit Furigana
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とうおういぶん
東奥異聞
佐々木 喜善
Lesen Sie 東奥異聞 (とうおういぶん) von 佐々木 喜善 (ささききよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.862 Zeichen · 124 Bildschirme
すなわち総本家京都鍵屋に一体、それから叡山に一体豆腐買いの本尊というのがあるという。奥州には白河大綱の総本家、陸中胆沢郡佐倉川村渋谷地家盛岡北山本誓寺とこれだけはわかっているがあとはわからぬという。渋谷家現代の話だと上幅派八重畑派などにはこれがないから正統とはいわれぬというが、ただ胆沢郡小山村字大畑鈴木十郎兵衛の家には本話中の山崎杢左衛門が磔刑に架かったときに血潮が飛びかかった身代りの本尊というのがあるという。これは元の渋谷地家にあったのだがいまは別になっている。本話中のすじは少々違っている。だがこれらは一般に秘事念仏に関することが、くだくだしいから略す。以上の話は物の本によったものではなくもっぱら民間口碑にもとづいたことであるから、事実の保証はまったく別とする。
(2)智識御脇というのは、この宗門の導師教師であってまったくの民家俗人である。しかしてまことにやかましく一師相続の伝統で、両者ともいわゆる秘事お取上げの法式を司る。この宗門の事がらを詳細記したる書物に『御袖下』『法要草』『菊蕘閑話』『異安心史』等というがありと聞けど、私はいまだ見たことがない。