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Japanische Klassiker mit Furigana

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たなださいばんちょうのかいし

橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇

橘 外男

Lesen Sie 橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇 (たなださいばんちょうのかいし) von 橘 外男 (たちばなそとお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.181 Zeichen · 219 Bildschirme

Aozora Bunko

頸筋、背、太腿も露に、真っ白なからだに二人とも水着を着けて、その水着がズップリ濡れてからだ中キラキラ陽に輝いて、すらりとしながら引き締まって均整の執れた手肢……恰好のいい胸の隆まり! 私に見せた笑い顔がまだ眼前に散らついて、私は喘いで胸で息をしたいような気になりました。

たださえ暑い陽が一層眩しく、じっとりと手足が汗ばんできて、痛いほど全身が擽り回されるような、気がしてくるのです。しかも茫っとしてものの考えられぬ頭で、ただばかのように私は結婚結婚ということばかり、思い詰めていたのです。スパセニアの肢体が眼の前で跳躍して、ドブンと水煙立てて……ジーナが婉麗な身体をくねらせ、手を上げて眼の前を過ぎてゆく!

しかも考えながら、一体どっちと結婚したらいいのか! もう私には、ジーナもスパセニアも、区別がつかなくなったのです。二人とも欲しい、いくら欲ばっていると考えてみても、堪らなく二人とも欲しいのだから、仕方がありません。艶麗は艶麗でいいし、凜々しいのは凜々しいので、堪らない。もし二人を持つことが許されないのなら、その一人でもいいから、早く欲しい! 早く、からだをクッつけたい! ……とは思いますけれど、もしどっちかを得たら残る一人にも、さぞ私は、心が惹かれるでしょう。