Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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わたしのかったいぬ

私の飼った犬

斉藤 弘吉

Lesen Sie 私の飼った犬 (わたしのかったいぬ) von 斉藤 弘吉 (さいとうひろきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.083 Zeichen · 16 Bildschirme

Aozora Bunko

毛が保護色の役も

このあたりは、ほとんど岩山で、しかもくずれやすいぼろぼろの岩、ちょっと足をかけても、ガラガラとくだけ落ちる石ころの道ですが、この黒虎毛は、実にたくみに、軽くその上を飛び歩いて、決して石を落としません。石ころを落としては、その音で獲物のカモシカが逃げてしまうからでしょう。案内の深沢さんが、一行の先頭に立つと、この黒虎毛は安心した様子で、百メートルぐらい先を歩いています。道の分かれているところでは、振り返って、深沢さんの左右の手の合図で、その方に進んで行きます。試みに私が先頭に立ってみると、早速引き返してきて、深沢さんの側について離れません。この利口さには、私もびっくりしました。

毛が保護色の役も

虎毛犬の毛色は、大体三系統に区別することができます。第一は黒色の勝ったもので、白色がかった綿毛に茶褐色の毛がまじり、その間にやや長目の黒毛が生えて不規則な虎斑になっているもので、私はこれを黒虎毛といっています。

第二は黒毛が茶褐色と半々ぐらいのもので、虎毛といっています。

第三は茶褐色またはうす茶の地色に、黒褐色のシマ状の斑のはいったもので、これが赤虎毛です。