Japanische Klassiker mit Furigana
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わたしのかったいぬ
私の飼った犬
斉藤 弘吉
Lesen Sie 私の飼った犬 (わたしのかったいぬ) von 斉藤 弘吉 (さいとうひろきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.083 Zeichen · 16 Bildschirme
柴犬のいわれ
私は、いままで出羽ほど迫力のある犬は見たことがありません。
柴犬のいわれ
小型日本犬を柴犬と呼ぶことは、いまでは犬好きならだれでも知っていることですが、実はこの柴犬を最初に都会で飼い、柴犬の名を広めたのは私なのです。ただしその名のいわれはいろいろの説があって、いまでもはっきりしません。柴やぶを巧みにくぐり抜けるから、あるいは毛色が赤褐色で柴の色に似ているから、また小さいものはシバグリなどのようにシバというからなど、いろいろいわれています。
この柴犬がどこかに残っていないかと捜していると、出入りの肉屋の主人が、自分の郷里に近い群馬多野郡の神流川上流上野村の山奥にはイノシシやシカの猟師がいて、耳の立った尾の巻き上がった昔からの犬を飼っていると教えてくれました。
私の持っている江戸時代の徳川将軍家の巻狩りの時の猪鹿狩名犬調査書にも、この地方に良犬が多いと調べがのこっているのでぜひ調査に行きたいと考えていると、昭和三年秋、ちょうどこの神流川の入口に近い藤岡という町の浅見さんが、近くの古墳から犬のハニワを発掘したという知らせがあったので、この日本最初の犬のハニワを調査しに出かけました。