Japanische Klassiker mit Furigana
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わたしのかったいぬ
私の飼った犬
斉藤 弘吉
Lesen Sie 私の飼った犬 (わたしのかったいぬ) von 斉藤 弘吉 (さいとうひろきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.083 Zeichen · 16 Bildschirme
たくましかった虎毛“百”
なんでも高いところにのぼって四方を見渡しながら番をしているのが好きでした。
その後は、ハシゴをかけはなしにしておいたり、屋根と松の木との間にハシゴを渡したりしておくと、屋根の上で遊んだり、ハシゴを渡り歩いたりしていました。犬舎につないでおくと、その自分の住まいの上にすわっていることが多いくらいでした。小柄ながらあの精かんな気魄は、いまでも忘れることができません。
昭和のはじめ、日本犬を保存しようという運動をはじめたころ、甲府市で検事をしていた安達氏は、この山国には、必ずどこかに残存しているものと調査され、昭和六年八月とうとう中巨摩郡芦安村でカモシカ猟に用いられてきた虎毛の日本犬を発見されました。私は芦安より、もっと山奥の南巨摩郡西山村奈良田部落(現早川町)を調査しようと考え、昭和七年五月甲府の愛犬家小林氏らとともに、奈良田部落に行って、猟師の犬を集めて調査しました。
たくましかった虎毛“百”
奈良田部落の調査を終えて、それから高山、トノコヤ峠を越えて芦安村に出るため、深沢さんという猟師に道案内を頼みましたが、この人の連れていた虎毛八カ月のオス犬が実に名犬でした。