Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)

粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)

三遊亭 円朝

Lesen Sie 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.342 Zeichen · 389 Bildschirme

Aozora Bunko

若「若浪はん、私は伊之さんのことは、今日からフッツリと思い諦めたから、サバ/\したんざますよ、今夜はとけ/″\と寝られようかと思うんざますから、少し脊中を撫ってくんなまし」

番「宜うざます、少し落着いて寝てくんなましよ、落着くとおまはんの病気もなおるんざます」

若「じゃア枕に着いて横に成りましょう」

番「然うしなまし、私が附いてるから大丈夫ざます」

と慰めながら若浪が頻に撫って居りまする内に、次第/\に若草はスヤ/\と疲れて寝る様子ゆえ、伊之さんの事を諦めて能く寝てくんなますかと若浪も心嬉しく、看病疲れにグッスリと寝附くと、真夜中に若草そっと起上って匿してある手箱の中から取出したは、親鋏鍛冶金重が鍛えたる、小刀には大きいが短刀には少し小さき、金重と銘の打った合口で、金重の歿るときに、女の嗜みだから、これを形見にとて譲られた合口を持ったなり、褥をいざり出て、そっと音のしないように雨戸を明け、室着の儘で裾を敷いたなりで、そろ/\と飛石伝いに、敷松葉の一ぱいに敷詰めて有る横庭に下りると、余り大きくは有りませんが、葉のこづんだ赤松が一本有りまする