Japanische Klassiker mit Furigana
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Lesen Sie 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.342 Zeichen · 389 Bildschirme
此の時に彼の刀屋の番頭重三郎は川の中へ投り込まれたが泳を存じておりますというは、羽根田で生れた人ゆえ少い時から海の中に這入って泳ぎつけて居ります。なれども、袴羽織に小袖を着て、小脇差を差している上に印籠を下げて居りますゆえ、泳げるものでは有りませんから、がぶ/\しながら石垣へよう/\這い上ると、万年の橋詰でございます、河岸へ立上りますに、ブーと吹きおろす寒風に袖も袂もつらゝのように氷って、ずぶ濡れゆえ、酔が醒めてみると夢のような心もちで、判然分りませんけれども、お刀は慥かに己が脊負ってお屋敷から出たに違いないが、河岸縁へ来て、己が正体なくなって土地へ坐った時に、常が往こう/\と云った事は微かに覚えて居るが、泥坊が脇差を抜いたから驚いて己が川へ駈け込んだのか投り込れたのか些とも分らないが、お刀を脊負って来たに違いないのが、無いからには取られちまったのか、あゝ飛んだ事をしちまった、これが小僧の使いじゃアなし、三十近い年をして、お大名からお下げになった大切なお刀を泥坊に取られると云うは、災難とは云いながら、お屋敷さま御伝来の大切な御宝刀で有るぞよと、稻垣さまが仰しゃった事を慥に覚えているが、これが紛失るとお屋敷の方も大騒ぎになるだろうし、また主人へはお屋敷から何んな難題がかゝって