Japanische Klassiker mit Furigana
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Lesen Sie 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.342 Zeichen · 389 Bildschirme
て下さいな」
侍「イヤ、了簡相成らん」
かぢ「お前さん何んですね、そんな事をいうと品川の女郎衆が笑いますよ」
侍「ヘン何を笑う」
と云いながら思わずおかぢを見ると、歳は三十二三で小粋な女でございますから見惚れて、
侍「これは何うも、お前は感服だねえ、斯様に大層見物もいるが、誰も皆恐れ入って止めに這入るものが無いのに、女の身として聊か憶する気色も無く、速かにこれへ出て挨拶をなさる御様子といい、御器量と云い実に感心した」
かぢ「感心も何も有りませんから私のいう事をきいて、私にまけて下さればお多福の鼻が高く成りますから、斯んなものにからかわずに、早く品川へでも往らしって、顔を見せて、あの娘を悦ばしてお上げなさいよ」
侍「イヤ何うも感服だね、様子の宜い御家内だ、宜しい全体勘弁を致すわけじゃアないんだが、女の身として侍を恐れず、中へ這入って挨拶する胆力に感服いたしたから、宜しい勘弁致そうが、お前にお世話に成って是なりに別れるのも甚だ何うも私の気が済まんから何処へ往って一杯遣ろう、エ、一寸一ぱい」
かぢ「いけませんよ、まア戴いたも同じことですから許して下さい」