Japanische Klassiker mit Furigana
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Lesen Sie 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.342 Zeichen · 389 Bildschirme
居るということが分りまして、仙太郎も政七も安心致して、小三郎の帰国を待って居りますると、其の年の十一月頃から絶えて音信がございませんゆえ、何うなすった事かと皆心配致しましたが、何処から何処へ参ったことか、讐を探して歩く身の上ゆえ、頓と其の行先が分りませんので、梨売重助も心配して、お手紙一本お寄越しなさらない訳はないのだが、旅で煩って在っしゃるのではないかと案じられるから、売卜者に占て貰ったり、お伺を立てたりして居ります。其の頃向島の白髭に蟠竜軒という尼寺がございまして、それに美惠比丘尼という人が有りまして、能く人の未来の吉凶禍福を示しますので、これに帰依する信者も多分にございます。この比丘尼は坐禅をいたして大悟徹底し、事を未然に悟る妙智力を備えて居りまする。智識に成りますると山で坐禅をいたして居りましても、里のことは明かに分るという、応験化道極りなく百千年の前まで看ぬくというえらいお比丘尼で、五十余歳でございますが、年齢よりも十歳も若く見え、でっぷりして色白く、婦人の身でありながら種々なことを致します。お弟子もいかいこと居りますが、お弟子と同じように働き、立木を伐りまして薪などにいたす