Japanische Klassiker mit Furigana
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Lesen Sie 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.342 Zeichen · 389 Bildschirme
番頭重三郎は気の毒に思いますから、
重「申し親方、何卒そればかりは勘忍して下さい」
と云ったが聞きません。女房も心配だから小声で、
梶「ちょいと/\何ういう訳なんだえ」
仙「なにイもっと大きな声して云え」
梶「お前まア宜く考えて御覧よ、お父さんが死ぬ時に何と云ったえ、短慮功をなさずと云われて、彼れからはお前も懲りて喧嘩のけの字もしないように成ったが、人の為と云ったッて今聞けば侍へ此方から突当って喧嘩アするとお云いだが、そんな事をしては死んだお父さんの位牌に済むまい」
仙「生意気なことをいうな、己が酔興でするんじゃアねえ、此の人の命が助かる人の為にするんだ」
重「どうぞ親方姐さんだッて御心配でございますから御尤もで」
仙「そんな事はいけねえ、云い出しちゃア聞かねえ」
と何うしても聞かず、仕方が無いから重三郎も安吉も仙太郎の跡に従いて歩きましたが、重三郎は着つけない褞袍を着、股引を穿き、手拭を鼻ッ冠りにして仙太郎の跡から従いて歩きますが、心配な事で、なれども更に似た侍も見当らず、空しく尋ねて歩いて居りました。お話二つになりまして、粟田口國綱の刀紛失致しましてから重三郎の行方知れず、主人も心配致して居りまする