Japanische Klassiker mit Furigana
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Lesen Sie 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.342 Zeichen · 389 Bildschirme
風音、どぷり/\という春の海では有りますけれども、岸へ打付ける海音高く、時はまだ若春のことで、人ッ子一人通りません。すると裏手の松林の中で、
「ヒー人殺し」
という金切声、何うも女の声のようだが、人殺しと聞いては捨てゝ置かれんことだと云うので、荷物を其処へ置いて木剣作りの小脇差を帯したなりで、つか/\と出て来て見ると、文身だらけのでッぷりと肥った奴が、腰の処へ襦袢様なものを巻き附け、一人は痩せこけては居るが骨太な奴と二人で、一人の娘を松の根株へ押え附け、
甲「娘さん泣いても騒いでも仕様はねえ、此の浜には船一艘繋いで居ようじゃなし、人ッ子一人通りゃアしねえ、なにを泣くのだ、ぐず/\しやアがると殺してしまうぞ、さ命が惜くば己っちのいう事を聞け」
乙「こゝの名物□□を賞翫しようか、ギャア/\泣いても仕様がねえ」
と云いながら一人が娘の□□□□□り、既に□□めにかゝる様子を見て、小三郎は驚き、いきなり飛かゝって、娘の上に乗し掛っている奴の褌の結び目と領首を取捕まえて後の方へ投ると、松の樹へ打附けられ、脊筋が痛いからくの字なりになって尻餅を搗き、腰を撫って居りまする。