Japanische Klassiker mit Furigana
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Lesen Sie 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.342 Zeichen · 389 Bildschirme
息子さんだと思い初め、ぼんやりとして後姿を見送って居りました。これが因果の始りでございます。無闇に男振や顔形を見て人に惚れべきものでは有りません。姿形じゃア心意気が分りません。心意気を見ないで惚れてはならんと圓朝が咎める訳は有りませんから惚れても宜しいが、実は何処町何丁目何番地何の誰と云うことを区役所へ往って戸籍をあらって、其の人の身分を調べた上に、智慧が有るとか財産が有るとか、官員に成っても勅任にでもなれる人には惚れても宜いが、只顔の綺麗なのを見て浮気な岡惚をするのは、今開化の世の中には智慧のない話でございますが、そこがそれ恋は思案の外で、お富は彼の息子は何処の方とも知らず、只何時までも立止まって見て居りました。
恭「おい、お富さん、だから親方が早くお帰りと云ったんだよ、お侍さんの腮などを払って」
富「お侍さんじゃアないよ」
恭「でも上下を着て、はさみ箱を担いで、お槍を立てゝ居たぜ」
富「なアにあれは、年始帰りのお人だよ」
恭「早く家へお帰りよ」
富「今帰るよ、きいさん、みいちゃん、左様なら、また明日」
と云い捨てゝ宅へ帰って臥りましたが、何う云う