Japanische Klassiker mit Furigana
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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
Lesen Sie 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) (あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 196.342 Zeichen · 389 Bildschirme
二
因果か寝ても覚めても現にも、彼の息子の顔が眼先を離れませんで、漸々鬱ぐような事に成りましたゆえ、親父も心配いたしましたが、金重はもうこれ六十五でございます、不図風を引いたのが原因で漸々病が重くなり、僅か二十日ばかり煩って死去りましたが、江戸表には別に身寄り親類も有りませんが、下総の矢切村から金重の妹が出て参りました。お富のためには真実の叔母ゆえ、後懇に野辺の送りも済ませてから、丁度七日の逮夜の日に、本郷春木町の廻りの髪結で長次さんと云う、色の浅黒い、三十二三になる小粋な男が遣って参りました。
二
長「え御免ねえ、真平御免ねえ」
恭「あい、おいでなさい」
長「兄さんの名は何とか云ったっけ、ポン太さんじゃアねえ恭太さんか、親方にそう云っておくれ、去年の十月誂らえた二挺の鋏はもう出来上ったかって」
恭「鋏は出来やアしないよ」
長「出来やアしねえって、親方が請合ったのだぜ」
恭「請合ったって出来ねえよ、何うしたって出来やアしねえ」
長「困るナア、出来なけれア出来ると云って請合わなけりゃア宜いに、困るナア、親方にそう云っておくれ、お老爺さんは何うした」
恭「何うしたって眼を眠って固くなって、冷たくなったから、桶の中へ入れッちまった