Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
みつのあわれ
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ
室生 犀星
Lesen Sie 蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (みつのあわれ) von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.662 Zeichen · 174 Bildschirme
」
「あなたはお幾つにおなりなの。」
「あたい、幾つかしら、幾つだと言ったら適当なのかわかんないけれど、十七くらいになるでしょうか。」
「それで上山さんはあなたをお可愛がりになっていらっしゃるんですか、たとえば、おみやげとか、お買物とか、ご飯も、ご一しょにあがっていらっしゃいますか。」
「いいえ、ご飯は別ですけれど、あたいの食べる物は、ふつうの人とはちがいますもの。」
「どういうふうに、お違いになるんですか。」
「そんな事ちょっと簡単にはいえないわ、お食事はちがっていますけれど、夜もご一しょに寝ることもあるし、……」
「まあ、ご一緒にお寝みになるんですか、そんなことをあなたは平気でおっしゃいますけれど、ご一緒ということは、一つのお床で上山さんとお寝みになることなのよ、勘違いをしていらっしゃるんじゃない、……」
「いいえ、一つのお床なのよ、あたい、おじさまのむねや、お背中の上に乗って遊ぶこともあるし、……」
「遊ぶんですって。」
「ええ、擽ったり飛んだり跳ねたりするわ、おじさまは眼をつぶっていらっしゃいますだけだけど、あたい、そのお眼眼をむりに開けたり、それからお眼眼の上にからだを据えていたりしていますと、おじさまは、とても、眼が冷えてお喜びになります。