Japanische Klassiker mit Furigana
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みつのあわれ
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ
室生 犀星
Lesen Sie 蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (みつのあわれ) von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.662 Zeichen · 174 Bildschirme
二、おばさま達
「あ、それでいい、だいぶ、からだが温まって来たね、お腹がふにゃふにゃしてきたじゃないか。」
「お腹が空いてきたのよ、お水と餌とを持って来て頂戴、なんか大きな鉢のようなものに水を一杯入れてきてね、時どき、ざんぶりとはいらないと呼吸ぐるしいわ、ついでに揚タオルもね、早くね。」
「はい、はい。」
「おじさまはしんせつね、美味しいお水ね、冷蔵庫から取り出して来たのでしょう、おう冷たい、あ、色が変るくらい冷たいわね。」
「はい、干鱈。」
「こまかく刻んでくだすったわ、塩ぱくていい気持、おじさま、して。」
「キスかい。」
「あたいのは冷たいけれど、のめっとしていいでしょう、何の匂いがするか知っていらっしゃる。空と水の匂いよ、おじさま、もう一遍して。」
「君の口も人間の口も、その大きさからは大したちがいはないね、こりこりしていて妙なキスだね。」
「だからおじさまも口を小さくすぼめてするのよ、そう、じっとしていてね、それでいいわ、ではお寝みなさいまし。」
二、おばさま達
「石の上に子供達が集まって遊んでいるわよ、あれ、崩れたら、下敷きになっちまうわ。」
「そりゃ困るね、そんなに高く積み上げて行ったのか。