Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうじんニコラ
超人ニコラ/大金塊
江戸川 乱歩
Lesen Sie 超人ニコラ/大金塊 (ちょうじんニコラ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 175.219 Zeichen · 350 Bildschirme
何か秘密があるのです。子どもの不二夫君などには、うっかり話せないほどの、大きな秘密があるのに、ちがいありません。
宮瀬氏はさも心配そうなようすで、しきりと考えごとをしながら、客間の中を、あちこちと歩きまわっておられましたが、やがて、何か妙案がうかんだらしく、大きな両手をパチンとたたいて、そこにいた書生に話しかけられました。
「おい、喜多村君、きみは明智小五郎っていう名探偵を知っているだろうね。」
「ええ、名まえは聞いています。さっきぼっちゃんと、その明智探偵のことを話していたのです。」
喜多村は明智と聞いて、何かうれしそうに答えました。
「うん、不二夫も知っていたのか。不二夫、おまえはどう考えるね。おとうさまは、このわけのわからない事件を、あの明智探偵にたのんだらと思うのだが。」
「ええ、ぼくもそう思っていたのです。明智さんならきっと、なぞをといてくださると思います。」
不二夫君もうれしそうに、目をかがやかせて、おとうさまを見あげました。
「ふん、ひどく信用したもんだね。小学生のおまえにまで、そんなに信用されているとすると、よほどえらい男にちがいない。よし、たのむことにしよう。