Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうじんニコラ
超人ニコラ/大金塊
江戸川 乱歩
Lesen Sie 超人ニコラ/大金塊 (ちょうじんニコラ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 175.219 Zeichen · 350 Bildschirme
」
ひとりの少年が、空を指さして、さけびました。
ああ、ごらんなさい。むこうの空から、一直線に飛んでくるのです。黒いマントを、コウモリの羽のようにひるがえし、フサフサとした白ひげを風になびかせながら、両手をまっすぐ前につきだして、水の中をおよぐように、こちらへ、ちかづいてくるのです。
「あっ、赤い顔してる。でっかい鼻がついている。テングさまそっくりだ。」
もう、そこまで見わけられるのです。
空飛ぶ超人は、一本の高いスギの木のてっぺんにちかづくと、そのこずえの枝に、こしかけました。
「あなたは、ニコラ博士ですか。」
白井君が、大きな声でたずねました。
「そうだよ。きみたちは少年探偵団だね。」
「そうです。ここへおりてきませんか。」
こんどは、小林団長がさけびました。
「きみは、小林君だね。」
「そうです。」
「じゃあ、そこへいくよ。」
ニコラ博士は、サルのように、木の枝をつたいながら、少年たちのそばにおりてきました。
ほんとうに、まっかなテングさまの顔です。頭には、針金のような白いかみの毛が、モジャモジャとみだれています。
肩から黒いマントをヒラヒラさせて、その下には、ピッタリ身についた黒いシャツとズボンをはいているようです。