Japanische Klassiker mit Furigana
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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
Lesen Sie 通俗講義 霊魂不滅論 (つうぞくこうぎ れいこんふめつろん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.415 Zeichen · 148 Bildschirme
そもそも天地万物の変化は、一として因果の規則によらざるはない。一片の雲の動くも、一滴の水の落つるも、みな因果のしからしむるところであります。もし、これを推して太古にさかのぼらば、今日今時の千変万化の原因は、幾億万年の昔にありて存することが分かります。なぜなれば、今日の原因は昨日にあり、昨日の原因は一昨日にあり、今年の原因は昨年にあり、昨年の原因は一昨年にありとして、五年、十年、百年、千年と次第次第に古代にさかのぼらば、天地未開のときに、すでに今日の原因の定まりおる道理であります。かかる太古より因果相続して今日に至り、その間一髪だもいれざることが分かったなら、われわれの一生は今日今時にできたるにあらずして、世界開闢の当時にありて存することも分かりましょう。これと同時に、われわれの精神も今日今時に生じたるにあらずして、世界開闢の昔に存することが分かります。かくして無始以来、不断相続して今日に至れるを知らば、これを将来に考うるも、世界の終わりまで不断相続することが分かります。ゆえに、われわれが今死するも、決してそのときに霊魂の滅するはずなく、永く相続して尽未来際に及ぶ道理であります。