Japanische Klassiker mit Furigana
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まるまるじゅう
○○獣
海野 十三
Lesen Sie ○○獣 (まるまるじゅう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.139 Zeichen · 43 Bildschirme
○○獣生擒
敬二は始めて合点がいったという顔をした。
○○獣生擒
そのとき、大勢の群衆がうわーっと鬨の声をあげた。
「騒ぐな騒ぐな」
と、蟹寺博士は群衆を一生懸命に制しているが、なかなか鎮まらない。
「さあ、セメントを入れろ!」
消防隊員は総出でもって、穴の中にしきりにセメントの溶かしたものを注ぎいれている。もちろんそれは蟹寺博士の指図によるものであった。
「どうしたんです」
と、敬二が見物人に聞くと、
「いや、とうとう○○獣が穴の中に墜ちたんだとよ」
「えっ、○○獣が……」
敬二が愕いているうちにも、セメントは後から後へと流しこまれる。しかしそのたびに穴の中から真白な霧みたいなものがまい上ってくる。
セメントはどんどん、穴の中に注がれた。
敬二は心配になって、蟹寺博士のそばに駈けだしていった。
「博士。○○獣が墜っこったって本当ですか」
「おお敬二君か。本当だとも」
「穴の中へセメントを入れてどうするんですか」
「これか。これはつまり、○○獣をセメントで固めて、動けないようにするためじゃ」
「なるほど――」
敬二には、始めて合点がついた。○○獣はもともと二つの大きな球が、たいへん速いスピードでぐるぐると廻っているものだった。