Japanische Klassiker mit Furigana
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まるまるじゅう
○○獣
海野 十三
Lesen Sie ○○獣 (まるまるじゅう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.139 Zeichen · 43 Bildschirme
大椿事
一時間で乾くセメントなんて、まだまだ乾きが遅い方なんだよ」
あっそうか。むし歯のセメントのことなら、敬二もよく知っていた。じゃあ○○獣は、そろそろセメント詰めになる頃だぞ。
大椿事
「ほほ、敬二君。いよいよ○○獣がセメントの中に動かなくなったらしいぞ。見えるだろう。さっきまで穴の中から白い煙のようなセメントの粉が立ちのぼっていたのが、今はもう見えなくなったから」
「えっ、いよいよ○○獣が捕虜になったんですか」
博士の云うとおり、○○獣の落ちた穴の中からは、最前までゆうゆうと立ち昇っていた白気は見えなくなっていた。
博士は穴の方へ飛びだしていった。
「おおい、皆こっちへ集ってくれ。○○獣を掘りだすんだ」
さあ、いよいよ問題の○○獣を掘り出すことになった。消防隊はシャベルや鶴嘴をもって、穴のまわりに集ってきた。蒸気で動くハンマーも、レールの上を動いてきた。
がんがんどすんどすんと、○○獣の埋まっている周囲が掘り下げられていった。セメントはもはや硬く固っていた。
やがて掘りだされたのは、背の高い水槽ほどもあるセメントの円柱だった。
「うむ、うまくいった。この中に○○獣がいるんだ。