Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ふしぎくにたんけん

ふしぎ国探検

海野 十三

Lesen Sie ふしぎ国探検 (ふしぎくにたんけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.118 Zeichen · 120 Bildschirme

Aozora Bunko

つまりあれは、映写幕の上にうつっている横と縦とがあるもので、高さはありません。ですから二次元の物です。それでは一次元の物には、どんなものがありますか」

「一次元というと、横だけの寸法があって、縦の寸法も高さもないものですね。それは紙の上に書いた線のことだといえます。まだあるかしら」

「たくさんあります。四角な箱には六つの面がありますね。その面と面との境は、どうなってますか」

「ああ、そうだ。それは角になっています。いや、とがった線になっている。とにかく箱の角は一次元の物ですね」

「そうです。西瓜を二つに切ります。ふちが丸いですね。そのふちも一次元です」

「かんたんですね。しかし四次元の物というと分りませんね。横と縦と高さのほかに、何が考えられるかしら。もうほかに何にもないように思いますが……」

「もう一つ元をふやせばいいことが分っています。三を四に考えればいいのです。それはかんたんですが、さて一つふやす元は、どんなものにしたらいいかと考えると、分らなくなりますね」

「影でもないし、匂いでもないし……」

「それはあなたがたには分らないのが、あたりまえなのです。なぜなれば、あなたがたは三次元世界に住んでいる三次元生物なんだから、一次元、二次元、三次元までの世界のことは分っても、もう一ついりくんだ四次元世界のことは、分らない