Japanische Klassiker mit Furigana
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ふしぎくにたんけん
ふしぎ国探検
海野 十三
Lesen Sie ふしぎ国探検 (ふしぎくにたんけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.118 Zeichen · 120 Bildschirme
それがもっともっとのびていって、球の大きさが大きくなり、そして数が減った。
やがてまん中に、動かない小さな塊が一つあらわれ、そのまわりを小さい球が一つぐるぐるとまわっている。
「おや、これはなにかしらん」
「それは水素の原子です。まん中のが水素の原子核です。陽子ともいいます。そのまわりをまわっているのが電子です。電子は世の中でいちばん軽いものです」
「ずいぶん小さい世界へきたものだなあ」
「そのお隣りに、すこしちがった原子がありますよ。これがそうです」
樽ロケットが隣りへ動くと、こんどはそこに、まん中に一つの動かない塊があり(水素の核よりも十数倍大きい)、そのまわりに八個の小さい球(電子だ)が、ぐるぐるとまわっていた。それが、三つの輪になってまわっていた。なんだか、太陽のまわりを地球や火星などがまわっているのに似ている。
「これはなんという原子ですか」
「酸素の原子です」
「おやおや、これが酸素ですか」
「ウラニウムの原子は見えませんか」
「ウラニウムは、ここにはないから、見えません。ウラニウムは、外をまわっている電子が九十二個あって、それが十七の軌道に分れてまわっています。