Japanische Klassiker mit Furigana
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
Lesen Sie イエス伝 (イエスでん) von 矢内原 忠雄 (やないはらただお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.119 Zeichen · 436 Bildschirme
とか、「善かった」とか言うのではありませんか。たといイエス様御自身の口から出る直話を聴いても、自分の「我」をもって聴けば結局それだけの大きさのことしかわからない。これに反し柔和・謙遜なる心、たましいの底から真理に憧れ救いを求める心をもって聴けば、神の真理の深いところをくみ取って、自分と世界とに根本的の革新をもたらす力を得るのです。浅薄な心をもって聴く者は浅薄に、深い畏れをもって聴く者は深く悟る。教えを聴く者はまず第一に自分の心の誠実を保たねばなりません。
このようにイエスは弟子たちに譬話の意味を説明するに当たり、聴く者の心得を教え給うた。これは譬話のような間接的・類推的な教訓を聴く時には、特に必要なる注意でありました。だからイエスは「聴く耳ある者は聴くべし」と言って、聴者の注意を喚起せられたのです(四の九、二三)。ぼんやり聴き過ごしては、譬話の教訓を学ぶことはできません。
しかしそれだけではあるまい。前にも述べたごとく、彼らがイエスの使徒として神の国の福音宣伝の任務を果たすについての心得を教えられたものと思われます。すなわち弟子たちが伝道上の困難や不成績に遭遇して意気沮喪することなきよう、神の国の建設は神御自身の業であることを知り、希望をもって聖言の種播きを励み続けるよう、その心構えを徹底させておきたい