Japanische Klassiker mit Furigana
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ドナウげんりゅうこう
ドナウ源流行
斎藤 茂吉
Lesen Sie ドナウ源流行 (ドナウげんりゅうこう) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.565 Zeichen · 44 Bildschirme
五
僕は“Tiefsten Ruhens Gl※(ダイエレシス付きU小文字)ck besiegelnd herrscht des Mondes volle Pracht”のところのファウストの句、「いと深き甘寝の幸を護りて、月のまたき光華は上にいませり」を思い出していた。
汽車の窓から、遙か向うの山上の塔に、灯のついているのが見えた。汽車が Immendingen に着いたのは九時四十五分である。そこで僕は汽車を乗換えた。そうしてやはりドナウに沿うて、西北へ向って走った。銀いろにうねっているドナウが直ぐ窓外に見えたりすると、僕はまた、「これはだいぶ細くなった」と思った。
汽車は、十時三十分に遂に Donaueschingen 駅に著いた。僕は月光を浴びて汽車から降りた。
五
手提かばんを持って、僕は Sch※(ダイエレシス付きU小文字)tze という旅館を尋ねて行った。そうすると、こういう辺土の旅舎であるのに、まだ宵の口の様な気分が漂うていた。僕は部屋を極め、それから料理二品ばかりと麦酒とを部屋に用意しておくように命じて外に出る。出口から少し行ったところから戻って来て、ドナウがどの辺を流れているか尋ねると、帳場の若者はこう答えた。