Japanische Klassiker mit Furigana
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フレップ・トリップ
フレップ・トリップ
北原 白秋
Lesen Sie フレップ・トリップ von 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.698 Zeichen · 293 Bildschirme
」と頭を振り立てて豪傑笑いをした。その庄亮はまた、いつもになく、チョボチョボの不精髭など剃っている。
「出かけるかな。だが、飲めないでしょう。お酒は。」
「麦酒なら少々はいけますよ。」
「でも、ここの麦酒じゃね。」とHさんが火箸をいじった。
書き忘れたが、隔ての襖は初めっから開けっぱなしにしてあるのだ。
「エンヤラヤアノ、エンヤラヤアノ、エンヤラヤアノヤアヤ。」とまた表を通ってゆく。
「エンヤラヤアノヤって、ありゃいったい何の唄です。」とF君。
「ソオレ漕げ、ヤアレ漕げというのです。たしか中国辺の船唄だったと思います。本歌は忘れましたがね、一寸こうした節だったようです。船頭かわいや、穏戸の瀬戸で、エンヤラヤアノヤア、ソオレ漕げ、ヤアレ漕げ、一丈五尺の、一丈五尺の、艪が撓る、エンヤラヤアノ、エンヤラヤノ、エンヤラヤノ、エンヤラヤノ、エンヤラサノサア。もっともこの歌詞は別物ですよ。」
「なるほど。でも、何だかちがってやしませんか。あのエンヤラヤラヤアノヤアヤは。」
「そう、少々妙ですね。」
「や、はるかに見ゆるは本斗の港とやっていますよ。」
「ほう、それじゃ替唄でしょう。